下記の中華DDSユニットの、ソフトを作るにあたり、PIC開発ボ-ドを
製作してみました。
このボ-ドは2代目で、16年ぶりに製作しました。
1代目もまだありますが、もうボロボロです。
1代目の時は、LCDがパラレル制御の物でしたが、今度の物は、I2C制御
の物を実装しています。
普通、試作やソフト開発には、ブレッドボ-ドを使う方が、多いと思いますが、
私はどいうもあれが、苦手で配線がまるでパズルのように感じます。
このボ-ドは、配線図がもとで、配線図の様にハンダ付けして、試作機を
作ります。
下位の写真で、ユニットのクロック発振器が違うのは、オリジナルの発振器は
とにかく電流を食います。110mAぐらい流れます。
そのためか、本体が熱くなります。
そこで、エプソンから出ている、発振器に載せ替えてみました。
ただし、この文章を書いている時点では、実働テストはしていません。
単体で測定したところ、70mA程度でした。
うまくいけば、だいぶ電源に余裕ができます。
(このクロック発振器は、秋月さんで売っています。もちろん125MHzです。)
クロック発振器は、手ごろな物があれば、125MHzでなくても、それに
近い周波数の物で使えます。
もちろん、ソフトの書き換えが必要になります。
書き換えるところは、
Freq1bit=125MHz/2^32 = 125000000/4294967296
1bitあたりの周波数変化量を、手持ちの発振器の周波数から求めます。
元来、DDSなどは、周波数誤差がありますので、それは覚えておいてください。
AD9850に53.5Vぐらいかけると、クロック150MHzぐらいで動くかもしれませんね。
それから、中華DDSユニットのままでは、実装密度が上がらないので、
基板からICを外して、新しい基板に載せ替えるのも、いいかもしれません。
幸い,ピン幅が広いので、作業はやり易いと思います。
そのうち時間があったら、基板を作ってみたいですね。
中華DDSユニットは、現在でもアマゾンで、販売されています。
昔より価格は高く成りましたが、IC単体を探すより早いと思います。
また、AD9850の上のランクのAD9851のユニットも販売されています。
AD9851は、ソフト上で、与えるデ-タに1bit加えるだけで、働きます。
これも、amazonで販売されています。
ちなみに私が使っている、SGは久喜市のOM、中村さんが設計したもので、
AD9851を使い70MHzまで出ます。
もう20年誓使っていますが、現役です。