「FRMS2」Ver1.43 AF−20MHz 周波数特性測定システムの紹介。  Back
  
  Frequency Response Measuring System


「FRMS」は二人の会話から、生まれました。

  アマチュア無線関係の自作で、受信機、送信機、トランシ−バ−などを製作する場合、フィルタ−回路を
  使用する機会に出会います。また、余ったクリスタル発振子を並べて、ラダ−型クリスタルフィルタ−を製
  作している方も、見受けられます。特性を見たいと思ったことは、有りませんか?。
  ある日、これらのフィルタ回路の特性が見られたら良いなと、JF3HZB/上保さんと話したのがきっかけ
  で、「FRMS」が、生まれました。パソコンにアダプタ−をつなぎ、測定結果をパソコンで表示させられて、
  全国誰でも製作出来る事、これを開発コンセプトに「FRMS」を作りました。
  すでに作られた全国のみなさまから、おおむね満足との評価を得たので、ここに発表いたします。

「FRMS」アダプタ−を、みなさんに製作していただくための、工夫です。


       2)アダプタ−やソフトの情報は、100%公開します。
       3)プリント基板が作れない方には、CYTEC/サイテックが、「FRMS基板キット」(プリント基板+製作CD) 
       を、有償斡旋いたします。また、アダプタ−に使用している、PIC16F873
(ソフト書き込み済み)の斡旋
         や,CPUへの制御ソフト書き込みサ−ビス(有償)も、行っています。
       4)CYTECのホ−ムペ−ジや、メ−ルでのサポ−トを行います。  

 「FRMS」で何が測定出来るか測定サンプル例です。画像をクリックすると大きくなります。
       注:FRMSは現在Ver1.43に成っています。ここに掲載した測定サンプルは、以前のバ−ジョンでの物で
     現在の表示とは、異なります。
     現在の「FRMS」は、PC上の表示が測定画面と設定画面のセパレ−ト表示に成っています。

 LCで作った14MHz帯バンドパス・フィルタ−の特性です
 
  14MHz2ポ−ルBPF           14MHz3ポ−ルBPF

・12MHzラダ−型クリスタルフィルタ−の特性です。
    12MHz4ポ−ルXF           12MHz8ポ−ルXF  

 ・ノ−トパソコンを使った「FRMS」の測定風景です。

 まだまだ、このような測定も出来ます。

  1)20MHzまでのカットオフ周波数を持つLPFの特性。
 2)FB801で作ったチョ−クコイルの減衰特性。
 3)コイルの”Q”の測定。
 4)コンデンサ−の容量測定。
 5)FCZコイルの同調周波数確認。(20MHzまで)
 6)2逓倍器を使って40MHzまでの、狭帯域フィルタ−の特性。
 7)アンテナ・トラップコイルの同調周波数確認。
 8)500HzからのAFフィルタ−の特性測定。
 9)RFプリアンプのゲイン、帯域などの測定。
10)スィ−プを止めて、SGの変わりに使えます。(ATT併用)

 まだ工夫次第では使用範囲が増えるかも・・・。

 

 

 「FRMS」の基本的性能。
 
 ●PC側ソフト Ver1.41 

  ・対応OS: Windows95以降で動作します。 

  ・シリアルポート:COM1,2に加え,COM3以降も指定可能。
 ・ノーマライズ,キャリブレーション機能。
 ・2個のカーソル位置の周波数,周波数差,およびレベルを表示。
 ・DDSの周波数誤差の補正機能。
 ・測定データをCSVファイルで保存。

 ・RFジェネレ−タ−部 (RF Generator Port)
   (1) 出力周波数(Frequency Range ) --- AF(500Hz) to 20MHz
   (2) 出力インピ−ダンス(Output Impedance) --- 50 ohm
   (3) 出力レベル(Output Level) --- about 10dBm

 ・入力部 (Input Port)
   (1) 入力部周波数帯域(Frequency Range) --- AF to 20MHz
   (2) 入力インピ−ダンス(Input Impedance) --- 50 ohm
   (3) ダイナミックレンジ(Dynamic Range) --- 70dBm  (-60dBm to  +10dBm)
 ・電源(Power Supply): 12V
 ・PCとの接続(PC Interface):  RS232Cストレートケ−ブル

 「FRMS」 アダプタ−(ハ−ド)部の説明 (FRMS-2の内部もほぼ同じです。)

 
 
    メインボ−ド全景              メインボ−ド上から           PIC16F873制御部          ジェネレ−タ−出力部

FRMSのアダプタ−は、上記の写真のような内容です。FRMSのパソコン用ソフト、並びにアダプタ−製作用資料は下記の所から、
ダウンロ−ドして下さい。

・アダプタ−製作に当たっては、次の注意点が有ります
1)FRMSアダプタ−を制御するために、ワンチップマイコンの16F873/786を使用しています。CPUに制御用プログラムを、書き込まなく
   てはなりません。PICライタ−と書き込み用のソフトは、各自でご用意下さい。
2)プリント基板のデ−タは、「プリント基板エディタ−・PCBE」用になっています。基板を正確に再現するためには、「PCBE」が必要
  になります。「CQ誌の付録CD」にも収納されています。是非ともインスト−ルされて下さい。
    また、ご自分で基板が作れない方は、下記の「FRMSプリント基板キット」を、ご利用下さい。
  
 「PCBE」は次の所からダウンロ−ドできます。−−−>フリ−ソフト「プリント基板エディタ−・PCBE」をダウンロ−ドする。

3)パ−ツのほとんどは、「秋月電子通商」(以下、秋月)で入手出来ますが、秋月のHP上では、AD8307や一部のパ−ツが、見つか
  らない場合が有るようです。あきらめずに、メ−ルなどで、秋月に確認を取って下さい。また、直接店頭へ行かれる方に、部品購入
  を頼むのも、一つの手です。(店頭では、販売している場合が多いので。)

 「FRMS-2」ソフトウェア−&製作資料のダウンロ−ド (最新版の製作デ−タに更新しました。2011/09)

         「FRMS-2」回路図のダウンロ−ド。

          パソコン用ソフト 「FRMS Ver1.43 for Win95,98,SE,ME.XP、Win10対応」のダウンロ−ド。(265k)

         PIC16F873用制御ソフトのダウンロ−ド。(2k)

         「FRMS-2」パ−ツリストのダウンロ−ド。(pdfファイル)

         「FRMS-2」プリント基板製作資料/部品配置図のダウンロ−ド。(LZHファイル)

         「FRMS」ケ−ス加工用資料のダウンロ−ド。(9k)

 「FRMS」測定用ケ−ブルの補足説明

ノイズフロアが高い場合は,左の写真のように測定ケーブルにフェライトを入れてコモンモードを
除去してみてください.フェライトコアは、43材が良いでしょう.なければ適当なもので試してみて
ください.FB801-43なら,1.5D2Vの外皮を剥けばちょうど通ります.トロイダルコアに同軸を巻き
つけてもかまいません.


 

 


       Back                                                                 ©CYTEC