「エア−グ−ス15」を製作するコ−ナ−です。製作時の、訂正/変更点など、すべての情報が公開されています。
これらから出来たのが、2SC1815を40本近く使った今までに
無かった、トランシ−バ− 「AirGoose/エア−グ−ス15」
です。
「AirGoose15 製作例」
「蜃気楼クラブ」とは・・・ 自作機を使ってQSOを楽しむクラブです。参加資格は自作機で電波が出せることです。
蜃気楼クラブは、自由参加です。自作機でQSOを目指しましょう。・・・ CLICK
●プリント基板の製作デ−タは、プリント基板エディタ−「PCBE]で書かれています。パタ−ンの版下を印刷するには、PCBEのソフトが
インスト−ルされていなくてはなりません。 プリント基板エディタ−「PCBE」の入手は・・・・・・ ダウンロ−ド。
●ダウンロ−ド・ファイルは、「LZH」形式にて圧縮されたファイルに成っています。それぞれ解凍して下さい。
●ダウンロ−ドデ−タは、製作に必要な最低限のデ−タです。有る程度、自作の経験をされている方ならば、十分完成させられます。
自作の初心者の方や、詳しい説明を知りたい方は、「大人の工作読本 No7」誠文堂新光社をご覧下さい。
エア−グ−ス15 ブロックダイヤグラム | PNGファイル | DownLoad(14K) |
エア−グ−ス15 回路図 | PNGファイル | DownLoad(147K) |
エア−グ−ス15 プリントパタ−ン | PCBEファイル | DownLoad(173K) |
エア−グ−ス15 部品配置図 | PNGファイル | DownLoad(161K) |
エア−グ−ス15 パ−ツリスト | エクセルファイル | DownLoad(22K) |
エア−グ−ス15 総合結線図 | PNGファイル | DownLoad(26K) |
エア−グ−ス15 その他のデ−タ | PNGファイル | DownLoad(672K) |
エア−グ−ス15 製作参考写真 | JPEGファイル | DownLoad(299K) |
クリスタルフィルタ−設計TOOL | EasyXF | DownLoad(29K) |
上記のデ−タには訂正する部分が有ります。「訂正一覧表」を必ずご覧下さい。「訂正一覧表を見る。」
それでは製作しましょう!。
●各ユニットの製作の様子を、写真を使って説明します。特に、製作時注意してもらいたいところを、中心に説明します。
各ユニットに部品が乗りますと、下記の様に4つのユニットが、完成します。
●端子付きハトメの実装方法 | |
●VFO発振部の製作 | |
●VFOアンプ部の製作 | |
●12MHzクリスタルフィルタ−の製作 | |
●ジェネレ−タ−部の製作 | |
●トランスバ−タ−部の製作 | |
●各ユニット、総合結線 (結線図のみ) |
製作時訂正する部分が有ります。「訂正一覧表」を必ずご覧下さい。・・・・「訂正一覧表を見る。」
上の写真は、全ユニットの完成した様子です。実際には、これにエミッタ−フォロア−の基板が足されます。CLICK
基板の実装が終わりましたらケ−スに入れましょう。 (写真はクリックすると大きくなります。)
各基板の実装が終わりましたら、お好きなケ−スに入れて下さい。下の写真は、ケ−スインの一例です。
ケ−スインの際は、次の様な点に注意して下さい。
1)各基板間のグランドパタ−ンは、太い線でつなぐか、金属スペ−サ−などでケ−スに落とすなりして、電位差が出来ないように
注意して下さい。これは、不要な回り込みや、送信ファイナル段の異常発振などを防ぐ意味からです。
2)ケ−スは、上記の注意点を守れば、金属製でなくてもOKです。また、金属製の場合は、各面が塗装などで導通が無い場合が
多いので、塗装を剥がすなりして、各部の電位が同じに成るようにすると、トラブルが少なくなります。
ケ−スへの実装が終わりましたら調整しましょう。
無線機の性能を左右するのは、最終的な調整です。トランシ−バ−の調整となりますと、調整箇所も多く初心者の方が悩む所です。
調整には、コツや経験などが多少は必要になります。そのため、すべてを書面では伝えにくいのですが、ポイントを説明してみます。
初めに、調整に必要なツ−ルを、紹介します。本格的な測定器類が有れば良いのですが、その様な測定器が無い場合を
中心として説明して行きます。それでも、下記のような測的は必要になります。無い物は製作するか、OMに借りて下さい。
(1)テスタ− ・・・ 説明の必要は無いと思います。電流は、50mAが測定できる物を。
(2)終端型パワ−計、またはダミ−ロ−ド+通過型パワ−計・・・ 送信部調整に使用。
・ダミ−ロ−ドは自作できます。 ・・・・ 自作参考デ−タはココです。
・パワ−計が無い場合は、RFレベル計を製作して下さい。・・・ CLICK
(3)グリッドディップメ−タ−(GDM) ・・・ 受信部調整時、RF信号源として使用。
・GDMが無い場合は、このようなRFインジェクタ−を製作して下さい。・・・ CLICK
アンテナにつなぎますと、「ザ−」というノイズが聞こえます。この音が大きくなるように
整します。(Sメ−タ−は振りません)
その他、オシロスコ−プ、周波数カウンタ−などが有ると、調整が楽に出来ます。
調整の手順と、ポイント説明。
下記の表で、TR・・トランスバ−タ−基板、 GE・・ジェネレ−タ−基板、 VF・・VFO基板、VA・・VFOアンプ基板、 です。
また、コイル、トリマ−、VRなどの記号は、総合結線図に記載されている記号で表しています。・・・ 総合結線図
使用する電源には、DC12V,1.5A以上流せる物を用意して下さい。
基板 |
作業内容、ヒント、ポイント説明 |
図、写真 |
TR |
2SC1971のアイドリング電流設定。基板に部品を実装する際に、設定作業をしておきます。 | |
* | VFO関係の調整。 | * |
VF |
トリマ−コンデンサ−(Fset)を回して、VFOの発振周波数範囲を、9.15−9.35MHzあたりに設定する。 | |
VF |
出力コイル(T1)のコア−を回して、出力レベルが最大に成るようにします。RFレベル計など使用。 | |
GE |
ジェネレ−タ−基板は、製作時有る程度の調整を行っておきます。製作HPを参照。 | |
GE |
BFO発振回路の出力コイル(T5)のコア−を回して、TPの出力が最大に成るようにします。モ−ド:SSBで | |
* | 受信部の調整。 | * |
GE | AGC設定VRを回して、TP1の電圧を6V位に設定します。 | |
* |
調整時、ディップメ−タ−が無い場合、このようなRFインジェクタ−を、用意して下さい。 | CLICK |
TR | スピ−カ−から信号音が聞こえましたら、TR基板の、コイル(T1,T2,T3)のコア−を回して、最大にします。 | |
GE | 続いてGE基板の、IFコイル(T2、T3)のコア−を回して、受信信号が最大になるようにします。 | CLICK |
GE | AGCの調整をします。結合コンデンサ−の値を小さくするのがコツです。根気よく調整して下さい。 | CLICK |
GE | 上記、改造部分の写真。回路図と見比べて、変更場所を確認して下さい。 | CLICK |
GE | AGCの効きや、Sメ−タ−の振れをよくするため、OPアンプのゲインを上げてみました。 | CLICK |
* | ヒント:AGC/Sメ−タ−に関しての説明(テキスト文です) | CLICK |
GE | 実際のQSOを受信して、ちゃんとした音になるようにキャリアポイントを、調整します。(TC−SSBトリマ−) | CLICK |
GE | ヒント: キャリア・ポイントに付いての説明。必ず理解して下さい。 | CLICK |
* | 送信部の調整。 | * |
GE |
送信部調整準備。電源12V。アンテナ端子に終端型パワ−計、またはダミ−ロ−ドをつなぐ。 |
* |
GE |
ジェネレ−タ−部IF I/O端子にRFプロ−ブを付け送信する。TC−Tuneを回してキャリアが出るようにする。 | CLICK |
TR | モ−ドはTuneのままで、図のようにトランスバ−タ−基板の、各部を調整し出力が最大に成るようにします。 | CLICK |
GE | モ−ドをSSBにします。マイクをつながず送信状態にし、パワ−計が振れないようにVR、TCを調整します。 | CLICK |
* | 最後に、マイクをつなぎ送信し、他の受信機で電波を聞いて、トラブルが無いかを確認します。 | * |
* |
キャリアポイントも調整し、送信音がキンキンした音に成らないようにします。(TC−SSB) | CLICK |
AG15の性能は、この調整で大きく変わります。それは、全体のゲインを必要最低限に設計しているからです。
トランシ−バ−の調整が難しく感じるのは、各部の動作がそれぞれに関わっているからです。たとえば、キャリアポイントは
キャリアサプレッションにも関わっていますし、送信音、受信音にも関わっています。もちろん、キャリアサプレッションは
バランス用のVR、TCにて、最小に成るように調整します。しかし、キャリアポイントで、フィルタ−でのキャリア抑圧度が
変化しますので、調整時にはこれらの関わり合いが、大切な知識と成ります。
ですから、調整を上手に行うには、時間をかけてさわってみて、どこがどのように変化するかを、感じ取ることです。
受信部のAGCの調整なども、時間をかけて行って見て下さい。
Back to Top << CYTEC >>